だれかの散文

2017.6.6

第14回:山形経済、私なりに考えて見たら


今月も『gatta!』が送られてきました。東京にいると手にすることが難しい(でも先日カフェだったかな?都内で見かけた時の嬉しさったら!「ここに山形があるよ!」と大声で周りのみんなに教えてあげたいくらい嬉しかった)けれど、一旦ページを開けば山形のちょっとしたあんなことこんなこと、って結局すんごい情報がぎっしり。そしてありがたいことにこの連載が皆様のおかげで2年目突入することができることとなり、新しい試みとして『gatta!』誌面と連載のいくばくかの連動を!と提案してみたもの・・6月号のテーマが「やまがた経済、ちょっと見」。

語れない、全然語れない。経済の勉強なんてしたことない。経済を意識して山形にいたことがない。いつだってなんだって「景色も食べ物も温泉も人も最高だなあ、豊かだなあ、穏やかだなあ」と思うばかりで、そこに働く方々のお世話になっているにも関わらず、その先2ミリのことを考えたことがなかった!

山形で頑張って働いてくださっているどこかの誰かのおかげで私の山形愛は一層深まったというのに!

 

山形の産業で身近に感じ、感謝すべきものがあるとしたら、まずは山形の風土がもたらしてくれる美味しい食べ物のすべて。

お気に入りのお米は幾つかあるけど、それでもやっぱり“つや姫”最高。炊きたてはピカピカもちもち、冷めてもなお米の甘さはしっかり残って、各地方それぞれのお漬物(個人的には温海カブやペソラ漬けなど)やあけがらしをちょっと添えて頂くのは心地よい贅沢。そのうえ山形には“秘伝豆”“紅大豆”“サトウイラズ”なんていう人気の在来種大豆があったりしてそりゃもう、お味噌だってエリートに美味しいに違いない(豆腐マイスターの勉強をして知りました。となれば町のお豆腐屋さんは確実に美味しいだろうなあ・・)。

街中に個人で買える製麺所があるのも感動したことの一つ。「山形に来たら蕎麦もラーメンも食べずに帰れるか!」と鼻息荒くなりながらも、続きはお家で!という場合でもスーパーで売られている一般的な麺ではなく、打ち立て生麺が買えるって麺発売革命!そしてラーメンの麺に蕎麦に麦切りなんかを目の前にしたら脳内麺祭り!山形春の麺祭り(丼当たる!訳はなし)!

すべての季節にかぶりつきたい程うっとりする果物はあるし、

雪深い季節のおかげで日本酒造りは盛んですよと酔わせておいて、実はワインも作っているんですよ!って、ベスト風土ベスト FOOD!

 

素敵なリネンが世界に流通しているとか素晴らしいデザインの木工は国内外で愛されているとか、フランスのケ・ブランリー美術館が羨むような貴重な収蔵品があるとか(2017 4月号にて特集されてましたね)こうして色々想いにふけっていると、何をのんきに原稿を書いているのだ!早く山形新幹線に乗って遊びに行かなくては!と気持ちが募るばかり・・。

 

ごめんなさい、やはりここまで来ても私には山形の経済を語ることは出来ませんでした。

でも純粋な山形ファンとして、そして「やまがた特命観光・つや姫大使」として、皆さんが努力され築き上げた山形の今ある素晴らしい形を、大切に感じ、過ごさせていただきたいと思います。

好きでいつづけるというのがもしかしたら経済の支えになっていたら・・いいなあ。


加藤 紀子

プロフィール:

加藤紀子

92年に歌手デビュー。歌番組やバラエティー番組、ラジオなど幅広いメディアで大活躍するさなか、2000年より芸能界を休業し、パリへ語学留学。2002年に帰国し、芸能活動を再開。現在は、東海テレビ「スイッチ!」、NHK-FM「トーキング ウィズ 松尾堂」にレギュラー出演など幅広く活躍中。

加藤紀子ブログ「加藤によだれ」
http://ameblo.jp/katonoriko/

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