特集の傍流

2017.10.5

日本ワインブームに乗り、注目される山形県産ワイン。

2017年11月号(157号)やまがたワイン考《前編》
山形県内のワイナリー
山形県内

 風土の良さを生かしたワイン造りが盛んな山形県で、日本ワインブームに乗り、県産ワインも熱い視線を注がれるに至っている。舌の肥えたワインラバーをも魅了する、その背景を探る「やまがたワイン考」。今回はその前編をお送りする。

 

良質なぶどうの産地という、ワイン産地としての強み。

 山形県には、古くからぶどう栽培の実績がある(その歴史はなんと江戸時代初期にまでさかのぼる!)。栽培に好適な気候風土も影響して、全国有数の生産量を誇るだけでなく、その質も高いといわれ、東北最大のワイン産地にもなっている。
 現在、県内には南陽市や上山市、天童市、高畠町など、ぶどうの産地に集中して14ヶ所のワイナリーがあり、東北最古のワイナリーである酒井ワイナリー、若手や新規の育成にも積極的に取り組んでいるタケダワイナリーなど、各所でそれぞれ個性豊かなワイン造りが行われている。

 

県産のぶどうによる、地味を感じるワイン造り。

 県内ワイナリーの多くに共通するのは、県産ぶどうを原料としていること。県内では地元産のぶどうを活用する目的でワイン造りを始めたところが多く、自分で育てたぶどうの味がそのまま出るため、新たにワイン造りに挑戦する人も少なくない。また、県産ワインの評価も上がる中、県内のワインプロジェクトも盛んに行われている。
 今回の《前編》では、山形のワインの歴史や現状、課題を紐解きながら、今後に向けて希望が持てるような取り組みを行う人々に焦点を当てていく。
 特集のレポートは追って更新していきます。お楽しみに。

 

(※写真は、上山市の生居地区で収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン)

関連記事

上へ