表紙の小さな物語
学校では跳び箱や縄跳びを頑張っているという武田透摩(とうま)君は小学校の1年生。妹の悠(はるか)さんも縄跳びに夢中で、将来は“縄跳び名人”になりたいという幼稚園の年中さんだ。
休みの日はお父さん、お母さんの4人で外に遊びに出かけることも多いというが、今年は例年より雪が少なく、雪遊びの機会が少なかったのが残念だったという。撮影でお邪魔したこの日も、2月とは思えない青空と陽気で外はぽかぽか。窓から差し込む陽の光は眩しいくらい。
そんな陽気の中、お菓子が大好きという二人はおやつのたい焼きをぱくり。山形市緑町の『わかば』から買ってきたそれは、一匹ずつの金型を使い直火で丁寧に焼き上げる一丁焼きと呼ばれるもの。微妙に焼きムラがあったりする姿は“天然物”ともいわれているとか。「あんこがいっぱい!」そう言って大振りの鯛焼きを割って悠さんに見せる透摩君。季節外れの陽気で、とろりと暖かい室内で交わされる兄妹の何気ないやりとり。なんとも微笑ましい時間が流れていた。

天気がいいので、はじめは自庭のベンチで食べていたけれど、さすがにまだ肌寒いので室内へ。

仲良くリビングで“天然物”を頬張る、透摩くんと悠さん。

表紙モデル:武田透摩くん(7歳)、悠さん(5歳)
山形県山形市
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