表紙の小さな物語

2019.6.17

初夏の霞城公園で。長岡あかりさん、渋谷咲樹さん

2019年7月号(177号)表紙

山形城の本丸跡地である城址公園「霞城公園」に散策にやってきたのは、山形市の長岡さんご一家と、寒河江市の渋谷さんご一家。公園内を仲良く駆けまわるのは、先日5歳の誕生日を迎えたという咲樹さんと、同じ歳で従姉妹のあかりさん。日差しの強い公園を歩く途中、水飲み場でちょっと休憩。おそるおそる蛇口をひねると、きらきらと吹き出す水が飛沫になって二人の顔を濡らす。「ひゃー、冷たいっ!」子どもたちの笑い声とご家族のなごやかな話し声が、初夏の本丸内に響いていた。

 

そして、今日の目的はもうひとつ、公園にほど近い「最上義光歴史館」の初見学だ。二人の祖父である長岡武さん、じつは最上義光公に殉じた四家臣の一人、長岡但馬守(ながおかたじまのかみ)直系の子孫にあたる方で、現在は「最上義光歴史館」のボランティアガイド「義光会」のメンバーとして活躍している。そんなおじいちゃんの解説を聞きながら学ぶ、最上義光や山形の歴史に、子供たちはどんな印象を抱いただろうか。先祖が仕えた藩主に想いを馳せ、何かを感じ取り、彼女たちが成長したときにまた後世に伝えていただけたら素敵なことである。

 

400年の時を超えて「長岡但馬守」の子孫たちが本丸跡地に集う、悠久を感じる光景。

 

みんなが集まれば、どこでも遊び場に。

 

巨大城門「二の丸東大手門」から“双眼鏡”で「むむっと」こちらを見る、咲樹さんの弟さん。

 

「ビュー!と水が出るから気をつけてっ!」おそるおそる水栓をひねるあかりさん。

 

なれない公園の水栓では「えいっ!」「ひゃーっ!」の繰り返し。

 

2019年7月号(177号)やまがたと山形藩
表紙モデル:長岡あかりさん(5歳)、渋谷咲樹さん(5歳)
山形市霞城公園内

過去の記事

上へ