表紙の小さな物語
優樹菜ちゃんと翔大くん、天気がいい日は自転車乗りをして遊ぶのが大好き。小学1年生の優樹菜ちゃんは公園でいっぱい練習したから、補助輪がなくても上手に乗れるようになったんだって。そんな優樹菜ちゃんの背中を年中組の翔大くんが三輪車で追いかける。いつも一緒の仲良し姉弟だ。
撮影では大きなお菓子箱を3つとも優樹菜ちゃんが持ってくれた。翔大くんに「ひとつ持ってみる? 重くないよ」と提案してみたら「いまはできないの」と難しそうな顔。はて、どうしてかなとよく見たら、翔大くんの掌にはミニカーが握りしめられていた。なるほど、大人にはほんの小さなミニカーでも、翔大くんの手には大事なオモチャ、大切な相棒が握り締められていたってことか。
「わかった、じゃあ元気にただいまーって言うのはできる?」「うん、わかった、できるよ」さあ玄関のトビラを開けて。
「ただいまー!」

優樹菜さん(6歳)、翔大くん(4歳)
山形県天童市
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