特集の傍流

2019.8.2

清涼感あふれる「ハッカ」。北海道の名産品ですが、そのルーツは山形にありました。

2019年9月号(179号)やまがたとハッカ。
ハッカの風再びプロジェクト/高擶薄荷爽草の会 長谷川喜久さん、押野日菜子さん、天童市立高擶小学校6年生の皆さん ほか
山形県天童市

 古代ギリシャでは生薬として重宝され、歴史上最も古い栽培植物の一つと言われているハッカ(薄荷)。日本でも19世紀から栽培が始まり、山形県内各地でも栽培されていたという。全国で生産量も増え続け、戦前のピーク時には、北海道の北見ハッカだけで世界の7割を生産するほどの一大産業であった。

 

メントールの含有量が多く、消臭や抗菌の効果も

 ハッカは生の葉っぱのまま、料理やドリンクに使われることもあるが、栽培されたものの多くはハッカ油に加工され、ドラッグストアなどに並ぶ。ハッカ油は、自然由来のメントール成分を豊富に含み、除菌や消臭の効果もあるため、虫除けや化粧水など利用法は広く万能だ。近年では、テレビ番組や雑誌でハッカ油が紹介され、その効用が改めて見直されている。
 そんなハッカの主産地の一つが山形だったことを、今なお知る人は、決して多くない。ラーメンやシャンプーだけではない、山形の歴史ある冷やし文化を紐解いていこう。
 2019年9月号(8/5発行号)特集「やまがたとハッカ」。特集のレポートは順次更新していきます。お楽しみに。

 

 ※TOP画像は、天童市高擶小学校6年生による〝高擶ハッカ〟の刈り取り時の様子。

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