特集の傍流

2020.6.8

じつはこんなにも頼もしい存在、身近にある野草の魅力について尋ねます。

2020年7月号(189号)和ハーブのおかげ
山形市野草園 案内人 村上宏幸さん
山形県山形市

 訪れたのは、西蔵王高原にある山形市野草園(山形市神尾832-3)。取材に協力いただいた案内人の村上さん(TOP画像)によると、「ここでは野草、樹木、苔類など合わせておよそ1200種の植物を観察することができます。花の時期である4月から11月にかけて700〜800種の花が園内で育ちますが、そのうち500〜600種は4月から6月に見頃を迎えるんですよ」とのこと。

 

足元にあるハーブを知ろう。

 東京ドーム5個分以上もある敷地内には多様な植物が生息し、見る人を楽しませてくれる。有用植物の鑑賞なら、園内にある薬草コーナー、七草の庭、ハーブ園あたりの散策がおすすめ。それぞれの名前や由来、特徴などのほか、有用性のある植物については効用なども記された案内板が設置されている。以下に紹介した薬草薬樹木もぜひ園内で探してみよう。

 

 

 

ドクダミ)ドクダミ科/花期6〜7月/利用部位:花期の地上部/作用:利尿、緩下、解毒(画像提供/山形市野草園)

 

キキョウ)キキョウ科/花期7月中旬〜9月上旬/利用部位:根/作用:止咳、去痰(画像提供/山形市野草園)

 

ネムノキ)マメ科/花期7月/利用部位:花、樹皮、葉/作用:精神安定、睡眠改善(画像提供/山形市野草園)

 

ラベンダー)シソ科/花期6月下旬〜7月下旬/利用部位:花、葉、茎/作用:鎮静、抗菌(画像提供/山形市野草園)

 

ヤブカンゾウ)ススキノキ科/花期7月下旬〜8月上旬/利用部位:花蕾、根/作用:利尿、消炎(画像提供/山形市野草園)

 

ヤマボウシ)ミズキ科/花期6月中旬〜下旬/利用部位:実/作用:疲労回復、整腸(画像提供/山形市野草園)

 

春から夏に咲くムラサキ科のボリジ。花は観賞用のほか生食できる。葉や茎はフリッターにしたり炒めて食べられる。

 

ヒガンバナ科のチャイブ(ユリ科、ネギ科で分類されることもある)。セイヨウアサツキ、エゾネギとも呼ばれ、薬味として摂ると食欲増進の効果がある。

 

ハーブ園に関しては、有志のボランティアによって手入れやハーブの苗の持ち込みなどが行われている。「ハーブ園に関してはボランティアさんのほうが知識も豊富なんですよ」とは村上さん。ボランティアのかたは、この日も手入れのあと園内でお昼を食べられていた。

 

 毎週日曜と祝日に実施されていたガイドウォーキングは、7月まで中止となっており、萬屋薬局との共催で企画されていた「薬草と薬膳を楽しむ健康ウォーキング」についても今年の開催は未定とのこと。再開情報については公式HPにて確認を。

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