チマタの話題
5月5日発行号で200号を迎えたgatta!。その節目を記念して、編集部は米づくりをスタートさせました。山形の農業を支える米づくりに携わることで、もっとリアルな山形の姿に出合えることを期待して。ここでは、山形市風間地区にある圃場、通称「ガッタンボ」の様子をリポート。これから1年間、一緒に「ガッタンボ」の成長を見守っていただければ幸いです。

山形市風間地区の大岡山の麓にガッタンボはあります。古くから米づくりが行われる自然豊かな地。

編集部に声をかけてくれたのは、日頃お世話になっているカメラマン兼農家の森谷繁美さん。『もりやファーム』を設立し、「風間米」のブランド化を目指しています。
5月2日 day1:種まき 天気:晴れときどき雨
5月に入り、稲作の本格的なシーズン到来。GWの真っ只中、編集部はガッタンボの田植えに向けて「種まき」をお手伝いしました。ベルトコンベア式の播種機(はしゅき)を使って、育苗箱に種籾を播いていきます。

この日に向けて乾燥させた種籾。ガッタンボのお米は山形県民のスタンダード米ともいえる「はえぬき」です。

肥料シートを敷いた育苗箱に均一に水が注がれます。

今回の米づくりは稲作の省力化と低コスト化を叶える新しい栽培技術「密苗栽培」を採用。通常よりも多く種籾を播いているそう。

種籾を播いた後は、土をかぶせます。乾燥を防ぐためとのこと。

育苗箱を1つひとつ丁寧に並べているのは、几帳面なgatta!の室長です。

流れ作業でどんどんと種まきが進んでいきます。

この日は近所の農家さんも一緒にみんなで作業。日が射してハウスの中は熱気がむんむん。休憩中にいただいたアイスに救われました。
5月24日 day2:田植え 天気:晴れ
快晴で田植え日和だったこの日。先日播いた種籾は、20日ほどですっかり育ちました。森谷さんの新しい田植え機に助けられながら、編集部一同田んぼに入って手植えを経験。ぬかるみに足をとられ転びそうになりつつも、無事田植えを終えました。

あっという間に育ったはえぬきの苗。いよいよ田植えが始まります。

田植え機で苗が等間隔に植え付けられていきます。初めて間近で見る機械に驚きの連続。

今は田植え機も自動運転の時代だそう。ちなみにこちらは山形県出身の工業デザイナー、奥山清之氏デザインのnewモデルです。

機械の手が及ばない細かいところは手植えで。

苗の段階でもうすでに愛おしく感じるような。

まずは第一関門突破といったところでしょうか。大きな病気もせず順調に育ってくれることを祈ります!
gatta!webの連載「あやかし取材帖」でおなじみ、黒木あるじさんの新刊は、1月28日に公開を控えた…
5月5日発行号で200号を迎えたgatta!。その節目を記念して、編集部は米づくりをスタートさせました。…
ゆったりとした空気と皿のなかのガストロノミックな緊張感が調和する、新鮮な感覚。山形市青田の閑静な住宅地内…
サムネイルPhoto:山本康平(https://kohei-yamamoto.com) *…
県民の皆さんに様々な視点から山形の魅力を伝えることで、山形県の県内周遊を活性化させるプロジェクト『わたし…
山形市の伝統的工芸品「山形桐箱」を手がける、『有限会社よしだ』のブックケースが、昨年末に開催された「に…