チマタの話題
南陽『グレープリパブリック』から、2種のスティルワインが登場。
“Made of 100% Grape.”の信念のもと、南陽市の風土を生かして作られたぶどうを使い、17基からなる陶器の醸造甕「アンフォラ」の導入と、酸化防止剤等の添加物を一切使用せず天然酵母のみで醸造するナチュラルワインで注目を集める『グレープリパブリック』から、この6月に2種のスティルワイン(無発泡性ワイン)が登場した。
※写真右から、スティルワインの「ロザート(ロゼ)」、「ビアンコ(白)」、「デラ・フレスカ・フリッツァンテ」、「デラ・アンブラ・フリッツァンテ」、シードル「アップルリパブリック」の5種。
南陽産のデラウェア、ネオマスカット、ナイアガラ、シャインマスカット、ハニーシードレスを原料に、それぞれのぶどうが持つ野生酵母のみで発酵させた、アロマティックで爽やかな風味の「ビアンコ(白)」と、スチューベンとデラウェアを原料にした、キュートな酸味と優しい飲み口の「ロザート(ロゼ)」。どちらも、食用ぶどうのみでつくられ、余分なものは何ひとつ加えない、自然の理(ことわり)そのままの味。また、「フリッツァンテ・シリーズ」は王冠であったが、今回のスティルワインは、コルクの上から蜜蝋でシーリング。この蜜蝋は同社からも発売されている南陽産ピュアはちみつの製造元である、板垣養蜂園のものを使うというこだわりようだ。
先んじてリリース(2018年3月)された、フリッツァンテシリーズ(微発泡性ワイン)や、シードル(りんご酒)も含めて、当地の凝縮されたテロワールを堪能してみたい。

サローネグループのジェネラルマネージャーとして長年ワインと向き合ってきた、グレープリパブリック代表の藤巻一臣さん。

タンク内で発酵中のぶどう。爽やかかつ甘い香りが充満していた。

GRAPE REPUBLIC
0238-40-4130
一般見学不可
不定休
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