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穀物乾燥機の生産・販売で国内トップシェアを誇る『株式会社山本製作所』。今年、創業100周年を迎え、製品開発から製造販売までの工程を自社で行う総合力が強みの老舗業だ。社長を筆頭に社員の団結力も強く、先日は100周年の記念事業として全国9拠点の全社員約320人が集まり、「折り紙で作ったおにぎりの最多展示数」でギネス世界記録に挑戦。1時間後、12枚のパネルに“100TH”の文字が浮かび上がる縦横2メートルのアートボードが完成し、ギネス記録を達成し、100周年の節目に華を添えた。
誰でも、手軽に本物の炎が楽しめる暖房機の登場。
山本製作所の商品ラインナップのひとつとして、木質ペレットストーブの開発・販売がスタートしたのは2003年のこと。これまでに5つのシリーズを販売し、累計2,800台以上を販売する実績を積み上げてきた。木質ペレットストーブは、木質ペレットを燃料とし、設置が容易でボタンひとつで自動点火、自動で燃料供給する暖房機。再生可能エネルギーへの意識の高まりから注目され徐々に販売台数が増えている。
そしてこの度、100周年記念モデルとして「OU(オウ)」をリリース。10月26日には二子玉川蔦屋家電において発表会も開催された。「現代人の暮らしにフィットする使いやすさ」をコンセプトに、特に開発の段階からデザインに拘ったという。外装のデザインは山形を拠点に活動するデザイナー、「アトリエセツナ」の渡邉吉太氏と意見を交換しながら煮詰め、「菊地保寿堂」の鋳物、「天童木工」の成形合板と、山形の工芸技術を取り入れた。外装は操作パネルを蓋で覆い、鋳物や木材の質感を活かしたソリッドな仕上がりで、室温センサーにより、設定した室温にあわせて火力を自動で調整する「オート運転モード」などを新たに搭載。より気軽に、簡単に使えるようになっている。今後の展開として、「ペレットストーブの便利さや手軽さを広く周知していきたい」と語ってくれたのはソリューション事業部の遠藤ゆかさん。これからの動きにも注目したい。

これまでの重厚なイメージを覆す浮遊感や工芸感を表現するために、開発チームと外部のデザイナーで妥協の無い打合せが続いたという。
※ TOP写真は、山形市七日町のワイン&ダシ場「さんろくまる」で撮影。職人の手仕事に拘ることで工芸品のような美しい仕上がりに。

株式会社山本製作所
電話/0237-43-3411
営業/8:30〜17:00
定休/土・日・祝日
www.yamamoto-ss.co.jp/
www.woody-yamamoto.jp/
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