チマタの話題

2019.6.7

縄文時代の〝当然〟にならう、古代を旅する蕎麦店。

2019年7月号(177号)掲載

 縄文期の土器や竪穴住居などが出土している長者屋敷遺跡がある長井市草岡の「古代の丘」。交通の便が悪く周辺人口も少ないという苦況を抱え休店していた当地のそば店を、地元出身の若者らが『縄文そば』としてこの春再開した。

 

 

 無農薬の自然栽培で自給自足が当たり前であった古代の暮らしの〝当然〟にならい、そば粉、肉、山菜、野菜、調味料にいたるまで、地元民の協力を得ながら自給率100%を目指し活動する。猪鹿鶏豚の肉を使ったつけ汁に、手で叩いた山椒の新芽をのせてたぐる蕎麦など、まさに古代と折節を味わう趣向。独特な形状の丼鉢やそば猪口は、周辺遺跡の出土品を地元窯が復刻した特注品だ。マイナスをプラスに変える〝発想〟と〝ストーリー〟で、他店では決して味わえないオンリーワンの料理や体験を今後も打ち出していきたいという。

 

 

大友昇平が寄贈したボールペン直筆の土偶画。店頭では当作の手ぬぐいを販売。

 

店主の伊藤誠さん(中左)と、企画・プロデュース担当の佐藤拓也さん(中右)は長井出身の幼馴染み。二人とも東京で仕事をする傍ら、仲間と共に店を切り盛りする。

 
 

縄文そば

山形県長井市草岡2768-1
080-6679-2974
営業時間/土・日・祝11:00〜15:00、夜は予約制
定休/平日
http://joumonsoba.com


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