チマタの話題

2020.4.7

鶴岡で開かれるアマゾンへと続く扉。

2020年5月号(187号)掲載

サムネイルPhoto:山本康平(https://kohei-yamamoto.com

 

*追記情報

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、鶴岡市の文化施設臨時休館に倣い、致道博物館も4月6日(月)より当面の間、臨時休館。また、4月18日(土)14:00から予定されていた、記念講演会「山口吉彦さんの夢ものがたり」(講師・中牧弘允氏)は、コロナウィルス感染拡大防止のために中止。ほか、5月初旬に予定しているイベントに関しては、現在検討中で開催の有無が決まり次第、公式サイトで告知。

https://www.chido.jp

 

本展の告知ポスター。デザイン・制作はガッタハウス。

 

山口吉彦氏が蒐集した世界有数のアマゾンコレクション

夢にまで見た、かの熱帯雨林に魅了されたひとりの少年は、時を経てアマゾンの奥地へ足を踏み入れた。そこには、さまざまな生きものたちが織りなす雄大な森と、たくましく生きる人々の姿があったという。文化人類学者の山口吉彦氏がアマゾンに住まうインディオ(先住民)たちと交流し、蒐集した2万点に及ぶ膨大な民俗資料のなかからアマゾン固有の動物や昆虫の標本、そして先住民の生活工芸と日用品を精選し一堂に紹介する、致道博物館主催の山口吉彦アマゾンコレクション展示会『ソーニョス・ジ・アマゾニア(アマゾンの夢)』が、4月3日(金)から5月13日(水)まで開催されている。主催は公益財団法人 致道博物館、一般社団法人 アマゾン資料館。

 

山口アマゾンコレクションを通して多様な“生”の在り方を学ぶ

本展期間中は様々な企画がなされており、5月2日(土)には、美術家・是恒さくら氏と音楽家・白丸タク卜氏を招き、森に暮らす生きものになりきって楽器を鳴らす演奏のワークショップ「楽器の声を森にかえす」をはじめ、5月3日(日)〜6日(水)は、吉彦氏と子息の考彦氏による展示館内やアマゾンアクセサリーを創作する4日間限定のギャラリーツアー「みる・きく・つくる 私のアマゾン」。5月9日(土)には、吉彦氏と考彦氏が語り手に、日知舎の成瀬正憲氏が聞き手を務め、各々の夢について語り合うクロストーク「ともに生きる森、響きあう夢」を予定。単に観覧するだけではなく、本展を通じて他の存在と“ともに生きる”ことをあらためて問い直す機会になるはずだ。

 

*山口吉彦
1942年、山形県生まれ。文化人類学研究者。67年頃からフィールドワークを始め、アジアやアフリカなど85カ国を回る。71年からアマゾン流域の調査を開始。帰国後、地元・鶴岡市で、国際理解と交流促進に尽力し、アマゾン民族館の館長を務めた。

 

収蔵品を解説する山口吉彦氏(アマゾン資料館収蔵庫にて)

 

インディオたちと寝食や狩りをともにし打ち解け、交流をはかったという。

 

収蔵品を解説する山口吉彦氏(アマゾン資料館収蔵庫にて)

 

アマゾン川流域の30数種族と交流をはかり、譲り受けた装飾品や、自らも狩りを手掛けたという動物や昆虫の数々を展示。

 

致道博物館

山形県鶴岡市家中新町10-18
0235-22-1199
9:00〜17:00(受付16:30)
期間中無休


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