表紙の小さな物語

2021.1.7

人を助け、縁を結んできた「牛」。

2020年2月号(196号)表紙

 菅原道真を崇める天神信仰による臥牛像や、民芸品の赤べこ、俵牛など、神の使いとして親しみ深い牛。なぜ神使とされたかは、学問の神様と称される菅原道真が乙丑生まれであることと、「遺骸を牛車にのせて人に曳かせず、その牛の行くところにとどめよ」と遺言を残したことに起因するという。
 農家にとっても欠かせない働き手であった牛は、農耕のシンボルとして大切にされてきた。馬のように早く走ることはできなくとも、1歩1歩力強く確実に前進する。そんな「牛」の存在に日本人は大いに助けられてきたのである。

 2021年は「辛丑」。十干十二支の暦によれば、痛みを伴いながらも新たな息吹が生まれる年と読み取れるのだそう。人を助け、ともに生命を紡いできた「牛」への感謝と、疫病平癒への祈り。さらには新年の豊穣への願いを込めて、新年恒例のスペシャル仕様〝UV印刷〟仕上げでお届けします。




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