表紙の小さな物語
山形市街や蔵王山麓が一望できる丘の上にある、毛屋さんのお宅へ。私たちが訪れたのは週末の正午すぎ、玄関で迎えてくれるとともに、なにやら嬉しそうにそわそわしている、兄の智敬(ともたか)くんと、弟の貴道(たかゆき)くん。その理由は、お昼までの仕事を終えたお母さんが帰途に買ってきてくれた、アメリカンサイズの大きなピザだったみたい。地元の食材を使ったやさしい味付けのニューヨークスタイルピザはふたりとも大好物とのことで、「わあぃ、ピザだー!」と飛び跳ねご満悦。平日は仕事で忙しかったお父さんとお母さんも、家族4人ダイニングに揃ってのんびりした円居の昼食。「パパだけ、ひとり占めしちゃだめだからね〜」、「このあとなにして遊ぶ?」、「ブロックしよう〜!」と、ようやくほっとひと息といった、和やかな光景。

美味しそうにペロリしながら微笑んでくれた、智敬くんと貴道くん。

昼食のあとは、いつも遊んでいるという、おもちゃのブロックを作ってみせてくれた。

「ここに基地をつくろうよ」「うん!いいよ」と話し合いながら、仲良くブロックを組み立てる毛屋兄弟。

表紙モデル:毛屋智敬くん(6歳)、貴道くん(4歳)
山形県山形市
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