表紙の小さな物語

2019.8.10

南一番町の駄菓子屋で。渋谷千裕くん

2019年9月号(179号)表紙

山形市の東の割と山に囲まれた自然豊かな場所で、千裕くんはおじいちゃん、おばあちゃん、お母さんと4人家族で暮らしている。お母さんが仕事で東京に行くことがあり、家にいないことがたまにあるそうだが、その時はおじいちゃん、おばあちゃんと留守番をしているという。最近、おじいちゃんがアルプスの少女ハイジに出てくるような大きなブランコを作ってくれたので(ロープの長さが3から4メートルもある!)、それに乗るのが楽しみだそう。

 

千裕くんは、山形市の中心街にある保育園に通っていて、園の散歩コースになっているのが近くの公園。その公園の一角には、創業から半世紀にもなるという小さな駄菓子屋があり、学校が終わる時間になると近所の子どもたちで賑わう。千裕くんたちの保育園の散歩はいつも午前中。駄菓子屋は午後から店を開くので、今日は昼下がりにお母さんに連れられ、初めての駄菓子屋探検だ。店には子供たちがお小遣いで買えるくらいのいろいろなお菓子が並び、どれを選ぶかあれこれ悩むのも楽しみのひとつ。店のおばちゃんは、来店する子どもたちの一人ひとりを(褒めるのも叱るのことも含めて)まるで孫のように接しているのも、子どもたちの姿が絶えない所以なのだろう。

 

軒先のテーブルでさっそくお菓子袋を広げる千裕くん。昔ながらのハッカ味のお菓子は刺激的でちょっとびっくりした様子だったが、ラムネでお菓子を流し込み、お菓子で真っ青になった舌を「ベーっ!」っと出して写真をパチリ。子供たちの笑い声が響くある夏の日の午後であった。

 

どれを選ぶか悩ましいね。

 

たくさん欲しいけど、お小遣いで買えるのは何個かな?お会計が算数の勉強に。

 

たい焼きの形をしたハッカのお菓子をパクリ。放課後、近所の子どもたちも、ひとりふたりと店に集まってきた。

 

開けるのドキドキだったね、ラムネ。

 

はじめて飲んだラムネの味はどうだった?

 

お菓子と一緒に買った水鉄砲をためし撃ち!

 

2019年9月号(179号)やまがたとハッカ
表紙モデル:渋谷千裕くん(5歳)
山形市南一番町 駄菓子屋はじめや

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