特集の傍流

2019.7.5

初夏の訪れを告げる、山形を代表する真っ赤な果実。山形のさくらんぼを、改めて紐解きます。

2019年8月号(178号)やまがたとさくらんぼ。
山形県農業総合研究センター 園芸試験場 ほか
山形県寒河江市、東根市

 ひと口頬張ると、甘みとほどよい酸味が広がり、幸せな気分に…。県外のかたに山形出身だと伝えると、「さくらんぼが有名だよね」と会話が続いた経験のある人も多いのではないだろうか? 山形は全国の約6割の耕地面積を占め、約7割の生産量を誇る。中でも、東根市は全国の約2割を占め日本一だ。収穫最盛期には、職場や友人、親戚からさくらんぼのおすそ分けを食べきれないほどいただく、ということも珍しくはないほどに、県民の生活に根付いている。

 

山形の代名詞とも言える、果樹畑の宝石。実は膨大な品種数、知られるのはごく一部!?

 さくらんぼはバラ科サクラ属の果実。世界にある品種は2000にも及ぶと言われており、日本には明治時代に約80品種が導入され、その中から日本の気候や日本人の好みにあうものが栽培されていく。明治43年に決めた名前には、「たかさご」や「ナポレオン」など、現在も栽培されている品種も多い。

 

 山形のさくらんぼの過去、現在、未来

 今回の特集では、毎年なんとなく口に運んでいる人も多いであろう、やまがたのさくらんぼの歴史と今を探る。甘みと酸味のバランスがよく、全国で長年親しまれている「佐藤錦」、粒が大きく食べ応えがあり、甘みも豊富で近年人気を集めている「紅秀峰」、そして2023年に本格デビューを予定している新品種「やまがた紅王」など、山形が生んだ品種にもスポットをあてながら、知っているようで知らないことも多い、初夏の宝石を紐解いていこう。
 2019年8月号(7/5発行号)特集「やまがたとさくらんぼ」。特集のレポートは順次更新していきます。お楽しみに。

 

※TOP画像は、山形県農業総合研究センター 園芸試験場にて、紅秀峰の実成りや色づきを見る長岡正三さん。

 

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