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都市生活者、地方への移住者、被災者、其々の「暮らしの選択」の先には、お金やモノだけでない、生きがい、喜びに満ちた暮らしの風景が広がっていた│。成長・拡大を求め続けてきた現代社会が見失った、これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける映画「おだやかな革命」が、「フォーラム山形」で4月7日より公開。
これからの暮らしを自らの手で作り、本当の豊かさを取り戻していく地域の姿を、自然・人・地域と密に向き合いながら追ったのは、前作「よみがえりのレシピ」で、伝統野菜のタネをめぐる物語を描いた、鶴岡市在住の若手ドキュメンタリー作家「渡辺智史」監督、ナレーションは女優の鶴田真由が務める。
「暮らしの選択」、その先にある「幸せな社会」に向け動き出している、人々の取り組み。山形の人たちにこそ、何かを感じとってほしい作品だ。

(右下)企画・製作・監督・編集を務めた渡辺智史氏。
【あらすじ】
原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限区域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県郡上市の石徹白、集落の存続のために100世帯全戸が出資をした小水力事業。さらに、首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県のにかほ市の市民風車。自主自立を目指し、森林資源を生かしたビジネスを立ち上げる岡山県西粟倉村の取り組み。都市生活者、地方への移住者、被災者、それぞれの「暮らしの選択」の先には、お金やモノだけでない、生きがい、喜びに満ちた暮らしの風景が広がっていた。成長・拡大を求め続けてきた現代社会が見失った、これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける物語。
【フォーラム山形公開情報】
映画『おだやかな革命』は、〈フォーラム山形〉で4月7日(土)〜4月20日(金) 10:00〜11:50、 14:20〜16:10(13日以降は変更あり)。詳細はFacebookなどSNSで発信中。

会場:フォーラム山形/製作:いでは堂
023-632-3220(映画館)
10:00~11:50、14:20~16:10(同作品)
無休
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