チマタの話題
呉服屋旧本社の空きビルを再活用、繁華街のデイタイムを変える“波紋”。
コーヒーブレイクする人と店内が通りから見えるオープンな外観、繁華街として賑わう「すずらん通り」の朝を清新な様相に変えるコーヒースタンド、『デイアンドコーヒー』が7月に開店した。
火災の延焼を防ぐための「防火建築帯」として約60年前に建てられた共同ビルの一部を所有する呉服販売等の「とみひろ(冨田浩志社長)」が、空きビルの再活用として東北芸術工科大と協働し、通りの賑わい創出を狙ったプロジェクトが発端。3階建ビル内にオフィスと賃貸住宅を設け、その一階にカフェを出店したのが、同大生の追沼翼さんと北嶋孝祐さんだ。「朝昼の街も楽しめる拠点に(追沼さん)」、「街に開かれたカフェで通りに人がいる風景を作りたい(北嶋さん)」。開店直後から和やかな談笑に包まれた店内、山形駅前におきたエリアリノベーションの波紋に期待が膨らむ。

追沼さん(左)と北嶋さん(右)。ビル全体の企画・ディレクションと2F、3Fの設計は同大卒業生で『リトルデザイン(仙台市)』の佐藤あさみ代表が担当し、1Fカフェは追沼さんが代表を務める『OF THE BOX』が設計。

東京亀沢の『Single O』など、国内で親交のあるロースタリーのコーヒーに加え、焼きたてワッフルなども提供。

Day&Coffee(とみひろビル)
電話/なし
営業時間/7:30〜20:00
定休日/火曜日
Facebook・Instagram/@dayandcoffee
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