印刷会社発想のカプセルトイがラーメン人気、地域活性化をサポート。

2023年5月号(223号)
特集|メン愛好家プロジェクト
山形市内のプロジェクト参画ラーメン店(山形市)

山形のラーメン界を何としても盛り上げたい

カプセルトイに入っているのはラーメン図柄のキーホルダー。山形市内の5つのラーメン店の看板メニューがプリントされている。ラーメン好きならそれだけでも購入価値があるだろう。ましてや自分の推しラーメンであったなら、条件反射で「欲しい!」と思うかもしれない。だがこのキーホルダー、ただ見た目が面白いだけでなく〝いいこと〟が起こるキーホルダーでもある。会計時に店の人に見せるだけで、100〜400円くらいの店舗ごとに異なるサービスが受けられる仕組みになっているのだ。

「メン愛好家プロジェクト」のラーメンガチャ第1弾と第2弾のキーホルダー。
設置型メン愛好家のガチャと出張販売タイプのガチャ(右)

きっかけは首位陥落。自分事として応援を誓う

ラーメン手形キーホルダーを発案したのは、大風印刷営業2課の髙木マネージャー。自身のラーメン好き、カプセルトイ好きが功を成してひらめいたという。「昨年の2月、山形市がそれまで8連覇していたラーメン消費額1位の座を新潟市に奪われたことを知り、愕然としたんです。それで1位奪還に向けて、自社でやれることはないか考えました」さらに「先輩の熱い思いに触れ、志願してプロジェクトに参加しました」とは同課の矢萩さん。

『ラーメン手形キーホルダー』とは?

山形市内にあるラーメン店の特典付きキーホルダー。1回500円でガチャを回して引き、該当店で特典が受けられるというもので、カプセルのなかには5店舗のラーメン店とシークレットキーホルダーの6種類が入っている。4月22日には第3弾の発売決定。

首位攻防戦はすでにはじまっている?!

メン愛好家プロジェクト発想から2ヶ月で始動

印刷会社がカプセルトイを作るのはナゼ? の声が聞こえてきそうだが「常に創意工夫し、未来に挑戦する」という大風印刷のコーポレートスローガンの行動指針通り、商品開発には前向きな社風。工程を自社で賄えることも強みとなり、2ヶ月後には第1弾が発売されることになった。

山形県のラーメンどんな地域差がある?

置賜、村山、最上、庄内と4つの地域からなる山形県。方言も違えば習慣や食文化にも違いがあるように、支持されているラーメンにも特徴がある。置賜では、多加水の細縮れ麺を使用し、鶏ガラと煮干しを基本としたスープの米沢ラーメンと、辛味噌を溶きながら食べる太縮れ麺の赤湯からみそラーメン。村山では極暑に耐える冷たいラーメンや、和風だしのそば屋のラーメンが馴染み深い。最上には鶏もつ煮の旨みで味わうとりもつラーメン。庄内では、魚介に動物系を合わせたスープ、モチモチの自家製麺と極薄ワンタンで知られる酒田のラーメンが人気だ。唯一共通しているのは、店主自らが厨房に立つ店が多いこと。山形のレベルの高さを司る最大の特徴と言えるだろう。

2022年統計ではめでたく首位となった山形市のラーメン消費額。2023年の首位攻防戦は始まっている。油断なきよう!

gatta! 2023年5月号
特集|メン愛好家プロジェクト

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